2019新発売バイパーKU
2019年11月10日佐藤メモリアル杯
曽根武様優勝おめでとうございます。
鈴木さん毎回有り難うございます。
胴体スケルトンブルーです。 | |
\23,000税込 |
*特徴 主翼バルサプランク済み エルロン2サーボ、エルロン制作が簡単! ボディ胴体スケルトンブルー仕上げ 垂直一体グラスボディ 翼端:グラス成型 胴体:マウント部、翼取り付け部ベニヤ接着済み |
2018年 北山様SPECIAL 7月の結果が楽しみです。 |
JMPRA in 尾島 |
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バイパーK Vテール仕様 日本記録更新2018/6/17 おめでとうございます。 エンジン:OS/AX35 プロペラサイズ:APC9×6 燃料:ナサ15%オイル27% 関文夫様 |
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ラジコン技術・2011年6月号に掲載されました。
才川様、製作記事をお願いしました。
いやはや面白い!
Q500クラス・パイロンレーサーにグラスボディーバージョン登場
長野県小諸市 才川篤志 様
2011年9月号でご紹介しましたQ500クラスのパイロンレースがJMPRA(通称:ジャンプラ)
で公式に開催されました。
さすがアメリカで長く楽しまれているクラスはイコールコンディション=性能差が出にくいルールとなっていまして、
先日のレースでもデッドヒートにつぐデッドヒートで、見ている方は手に汗にぎって大喜び、
やってる選手は更に大興奮(大狂乱?)のレースが繰り広げられました。
その上、機体はRC−DEPOTから発売のバイパーのワンメイクでしたので、
接戦になると飛ばしてる人間もどっちが自分の機体が判らなくなって
「ね、俺の機体が上だっけ?」(って人に聞くなって〜の!)
で、そうなるとやっぱり起きるのがギャラリー大うけ、パイロット大泣きの「空中衝突」ということになります。
私の機体も「見事?」にお尻をかじられ胴体と尾翼が泣き分かれ〜と、その先はご想像のとおりです。
幸いギャラリーを危険な目にも合わせずに済み、回収された機体は胴体後部がバラバラですが、主翼はそのまんま充分に使えそうです。
(この主翼は物凄く丈夫なので草むらに突っ込んだ位ではへこたれません。)
でも胴体を作り直すのも面倒臭いし、かと言ってもう1機買うのも何となくいやだし・・・と思っていましたら、何気に隣に「頼もしい!」
社長がいました。高品質なパイロン機のキットを安価に提供してくれているKファクさんに「これの胴体だけグラスで抜いてくれない?」
とまあ冗談半分(本音はすがる様な気持ち)でお願いしましたら「ちょっと時間くれれば作りますよ!」って、いやー言ってみるものです。
その後は小林さんをおだてて、肩揉みながら(?)お願いしてまいりました。
1ケ月とたたないうちに届いた宅急便にはバイパーと全く同じ寸法(そりゃそうだ)
の青い胴体がコロリと入っていて、今更ながらにアッサリとしたスタイルにちょっとビックリしながらも早速製作にかかります。
中央がグラスバージョンボディー。半透明の青色が美しい仕上がりです。
グラスで更に補強用のベニアまで一体に埋め込まれた胴体を見てニヤニヤしてしまいました。
なぜって?キットの木製胴体と比べてグラスボディーは特に機首まわりの強度が格段に上がっています。
ここの強度がエンジンの回りに関連してくるのですよ。そして急旋回時の安定性の向上も期待できそうです。
まずはオリジナルと同じ寸法に尾翼の材6mmバルサから切り出します。ここは強度がかかりますので少しハードなバルサが適しています。
V尾翼の角度も同じく110度に合わせます。(ちょっと面倒なのでダンボールなどでゲージを作ると便利です。)
V尾翼の付け根部分の胴体
には受けのベニアを埋め込み、上下から挟み込むようにタッピングビスを併用してガッチリと接着します。
重量的には余裕なのでエポキシたっぷりで接着しました。
ところで尾翼部の切り欠きはあくまで目安なので、主翼と尾翼の取り付け角は確認する必要があります。
私の機体は前側を1.5mm下げて丁度良くなりました。
新規作成の尾翼(底辺125mm、上辺70mm、高さ240mmの台形)
Vの角度は110度、中央部はガッチリと接合
フィルム張り完成後、ボディに接着。角度や主翼との距離を合わせます。
次にオリジナルと同じ位置にサーボを積むために電動ドリルやリューターにディスクカッターを付けて胴体の上側をカットします。
サーボ搭載用の開口部(胴体上面)の加工状況。
各サーボの搭載。サーボマウントの接着はスーパーXを使用。
尾翼周りのリンケージ(オリジナルと同じ方式)
エンジンマウントは金属製のラジアルマウントを使用しました。
(この方がバックプレートマウントより回転が上がる場合があります。)
なお、エンジンマウントはKファクトリーさんで購入可能です。
ラジアルマウントを用いた機首部
主翼の取り付けは生きている主翼の孔をゲージにして下穴を開け、
すでに埋め込まれているベニア板の裏側にブラインドナットを埋め込めばOKです。
ここまで尾翼の工作を除けばオリジナルのARFキットを作るのと大差無い作業で完成です。
更にうれしいことにこちらのグラス胴の方が約80g軽くなりました。そうだ脚はオリジナルのまんまを流用しています。
エンジンは次回開催されるJMPRAのQ500−35クラスに合わせ手持ちのOS−35AXを載せましたが、
交代で開催されるQ500−25クラスにはOS−25AX等のレギュレーションに
合致するエンジンに乗せ換え電池を移動させて重心位置さえ合わせればどちらにも参加可能です。
搭載メカはパイロンレースでは定番のJR社DSX9と7ch受信機(RD731)および中型サーボを使用しました。
何よりも使いやすさと安定性がお気に入りです。
使用したメカ類。エレヴェータはDS3401,エルロンはDS9511を使用。
さてと生き返ったグラス胴のQ500レーサーの2度目?の初飛行です。
何か10歳若返った奥さんと新婚生活のリターンマッチをしている感じで「安心してワクワク?」な気分です。
エンジンを始動させれば、胴体の剛性が上がったのと多少共振しているのか、
更に力強いエンジン音を残して快調に舞い上がり、コースを攻められます。まあ、
主翼は同じだし、基本の寸法も同じなので当たり前ってばそれまでですが。(笑)
でも80gの軽量化のせいか更に軽快になったようです。
奥側がオリジナル、手前がグラスバージョン。
35クラスのエンジンを載せれば結構なスピードレースが楽しめストレス解消になり、
25クラスを載せればパイロンビギナーでも安心してレースを楽しめます。
もとの機体もお安いうえに、万一のことがあってもすぐに復活可能となればパイロンレースの底辺拡大につながる要素になれそうです。
でも今度はお尻かじられる前に逃げてやるのだ・・・!!
初飛行を待つバイパーK
パイロンターンも豪快にこなします。
安定したフライトに大満足。
最後に無理なお願いに快く胴体を試作していただいたKファクトリーさんと
技術的なお知恵を頂いたJR社のスタッフの皆さんに紙上をお借りして感謝を申し上げます。